派遣から正社員になる方法
派遣と正社員の違い
派遣社員として働く人の多くは、「正社員になる」という事を一度は考えていると思います。今は、派遣社員も専門性が高くなり、正社員と同じ様に重要な仕事を任されるようになってきました。そのため、正社員ではなく派遣社員として働き続ける人もいます。しかし、派遣社員と正社員は、雇用期間と給与などで大きく違います。派遣社員は、有期契約で昇給や賞与はほとんどありません。そのため、契約期間が切れる度に転職しなくてはいけません。しかし、正社員はよほどの事がない限り働き続けることができ、さらに年齢とともに昇給し、業績に応じて賞与が支給されるため安定して働く事ができます。派遣社員から正社員になるにはどのような方法があるのか紹介します。
紹介予定派遣を利用する
派遣には「紹介予定派遣」という制度があります。これは、いきなり正社員として働くと業務内容や職場の雰囲気がわからないため、正社員や契約社員などの直接雇用を前提に、最長6ヵ月を派遣社員として働くものです。6ヵ月間働いた後で業務内容や職場の雰囲気が合わない、スキルが活かせないなど不満が合った場合は辞める事ができます。この紹介予定派遣は、企業側にとっても即戦力になるかどうかを見極める事ができるので、双方にメリットがあります。
派遣のスキルを活かして資格を取得
正社員を目指す時は、派遣社員として培ったスキルを活かす事が大事です。派遣社員として各職場で経験してきた業務経験が活きる職場を見つけ応募しましょう。その時に、今まで働いた業務の経験を裏付ける資格を取っておくと有効です。正社員には資格が必要と言われる事もありますが、実際には資格だけではなく実務経験が重要視されます。複数の会社で派遣社員として働いた経験があると、それは充分実務経験があるとみなされ、その裏付けとして資格を持っているかチェックされる場合があります。なにもビジョンを持たずに資格を取得する人がいますが、ただ資格を取るだけならおすすめしません。今後やりたい仕事に付くために必要な資格だけ時間を惜しまず挑戦してください。事務職を希望するなら、MOSなどワードやエクセルといった基本のOAソフトの資格がおすすめです。英語を使う仕事を希望するならTOEIC、経理職を希望するなら日商簿記の資格を取得しましょう。派遣会社でもスキルアップ研修をしているところもあるので、研修を受けて興味を持った仕事の資格に挑戦してください。また、会社によっては、独自の資格試験があり派遣社員も受けられる場合があるので、積極的に受けると正社員への近道になります。
2017.08.08
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